なぜAppleはOffice for iPadを積極的に売り込むのか?
Pocket-lintに掲載されていた記事からです。
MicrosoftがようやくOffice for iPadをリリースしました。ガジェット系のサイトはどこもこのニュースでもちきりです。それはいいのですが、若干腑に落ちないことも少なからずあります。
Microsoftは虎の子のOfficeスイートをあれだけ敵視していたiPad向けににどうしてこんなに早くリリースしたのか。それはどうもCEOがバルマー氏からナデラ氏に交代したことによる方針変更が関係ありそうです。
また、AppleにしてもiWorkのライバルとも言える製品をどうしてApp Storeで販売することを認めたのかという疑問があります。いや認めたどころか、米国などのApp Storeではおすすめアプリとしてバナー広告付きで宣伝までしているそうです。
更にAppleのCEOであるTim Cook氏はTwitterで43万人のフォロワーに対して「iPadとAppStoreへようこそ!」なんていうメッセージを送信するほどのはしゃぎようです。それに対してMicrosoftのCEOであるNadella氏も「ありがとう、iPadユーザーにこのすばらしいOfficeを提供できて非常にうれしい」と返答しています。
AppleはどうしてこんなにOffice for iPadのリリースを歓迎しているのでしょうか。そこにはどうやらビジネス的なメリットがあるからだということなのです。
すでにご存知と思いますが、Office for iPadは無料でダウンロードできます。(日本は今のところ対象外地域です)ただ無料版はこのままでは文書の作成や編集はできません。いわゆるビューワーにすぎません。編集ができるようになるためには、Microsoftが提供しているOffice 365に入会する必要がありますね。
この価格は年間99.99ドルという価格が設定されているそうです。Appleの広報担当によれば、Office for iPadのアプリ内課金で、Office 365の年会費を支払うそうです。つまりそのうちの30%はAppleの収入になるのです。
Office for iPadを待っていた人達の多くは、編集機能を必要としていることが多いと考えられますから、Office for iPadをダウンロードしたユーザーの内、ある程度の割合はOffice 365に入会することが期待されます。
Appleが積極的に売り込む理由はOffice 365への入会金の一部が収入になることと、やはりOfficeが使える様になるということがiPadのビジネス利用に有効であるからにほかなりません。
(本文おわり)
人気の投稿とページ
Google Adsens
カテゴリー
2014/03/29 | iOSアプリ
人気の投稿とページ
Google Adsens
カテゴリー
関連記事
-
-
FacebookがiOSアプリのバッテリー問題に対応中!
TechCrunch Japanに掲載されていた記事からです。 ...
-
-
2014年App Storeのアプリの傾向を調べた統計が面白い!
tuawに掲載されていた記事からです。 App St...
-
-
iPhoneのTouch IDでMacの画面ロックを解除する方法
BGRに掲載されていた記事からです。 Touch I...
-
-
FacebookアプリがiPhoneのストレージを喰いまくるワケと対処法
BGRに掲載されていた記事からです。 このBGRの記事を...
-
-
Office for iPad、iPhoneをマイクロソフトが無料にした3つの理由
TechRepublicに掲載されていた記事からです。 ...
新着記事
-
-
Apple Parkのビジターセンターにいってきたよ!
こんにちはapprofanです。 またまた米国出張で、カリフォル...
-
-
クパチーノのApple Parkに行ってきたよ!
こんにちはapprofanです。 出張で米国シリコンバレーに来てい...
-
-
Watch OS 4トイ・ストーリーフェイスのアニメはただ者ではない
iDownloadblogに掲載されていた記事からです。 WW...
-
-
iOS 11新しいFiles appの主要機能10選
iPhone Hacksに掲載されていた記事からです。 iOS...
-
-
新しいiPad ProモデルのパフォーマンスがMac Book Proより高い件
the Mac Observerに掲載されていた記事からです。 ...
コメント/トラックバック
現在、この投稿へのコメント/トラックバックは受け付けていません。