ところで、Appleのスマートテレビってどうなってるんだっけ？

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The Motley Foolに掲載されていた記事からです。

ウォルター・アイザックソン氏が書いた伝記「スティーブ・ジョブズ」にはジョブズ自身がなんとか最後に成し遂げたいプロジェクトについて書かれています。それは「本当に使い勝手の良いテレビセット」だといいます。iCloudを通して他のデバイスとシームレスに同期し、凡人ではイメージできない様な究極的にシンプルなユーザーインターフェイスを持ったテレビシステムだということです。

この伝記の記述が、「Appleはスマートテレビを準備している」という噂に火をつけたということです。とにかく、アナリストから、ニュースサイト、ブロガーまでAppleから必ずスマートテレビがリリースされると大騒ぎになりました。最近ちょっと下火になった気がしますが、この噂は完全に否定はされていないと思います。

テレビセット全体は色々困難な問題もあるので、セットトップボックス型のApple TVを機能拡張する方針に変わったのだという噂もあったと思います。まず、ここで確認しておきたいのは、ジョブズがイメージしていたのは絶対にセットトップボックスではなかったということです。

ティム・クックCEOはじめ、Appleの上層部はジョブズからスマートテレビのビジョンを詳細に聞かされ、議論もしたことでしょう。そしてジョブズからその仕事を託されたことも十分理解しているはずです。しかし、クックCEOはジョブズが最後までこだわっていたプロジェクトを諦めてしまったのでしょうか。

それとも本当にセットトップボックスでお茶を濁そうというのでしょうか。2007年に初代が発売されたApple TVについて、ジョブズは「これはまだおもちゃの領域、他社のまね事」と感想を述べたと言います。所詮Apple TVではいくら機能拡張しても知れている様な気がしてなりません。

ただ現実問題、テレビはビジネスが難しい状況にあることも事実です。大手電気メーカーは低価格競争の渦の中、薄利多売でなんとか首の皮一枚つないでいる様な状況です。日本の大手メーカーはほとんどが事実上撤退してしまいました。そんな中で、どちらかと言えばハイエンド指向のAppleが高価なテレビを発売して、世界的にヒットすると考えるのも確かに難しいです。

しかし、いわゆる完全にコモディティ化してしまったテレビを生まれ変わらせる動きも実は期待されているはずです。そしてiPhoneの時の様にテレビを再発明することができる企業はやはりAppleだけだと思うのです。The Motley Foolは言います「我々はジョブズが最後に（クックCEO達と）議論した製品を見てみたい！」と。

私もぜひ見せて欲しいです！あなたもそう思いませんか？

（本文おわり）

iPhoneやiPadに直接さして、フルセグを見ることができるのはいいですね。しかもMFI認証済なので安心！かなり欲しいです。